2019年に見た ドラマで 緩く順位を付けてみた
2019年の記憶に残っているドラマを纏めてみました。はっきりとした順位は明記してません。上から下から順位と思って頂いて大体間違い無いです。 地上波が少ないので、馴染みがないドラマが多いかもしれません。連続ドラマを対象にしています。
挿絵は「皆さんのギャラリー」から拝借しました。結局人間の渦の中でしかドラマは生まれないからと考えて選びました。サイケデリックだ・・
絶叫
物語は 「尾野真千子」が演じる「鈴木陽子」(以下、陽子)の腐乱死体がアパートの一室で発見されることから始まります。事件か事故かを巡って「奥貫綾乃」(小西真奈美)が、陽子の過去を追い始めます。調べるうちに浮かび上がる数々の「陽子」の悪女のエピソード。彼女は生まれつき悪女だったのか?
「尾野真千子」に尽きるの一言です。相棒の「安田顕」演じる「神代 武」も眉毛が薄くて 怖くて良かった。
https://www.wowow.co.jp/dramaw/zekkyo/
無実はさいなむ(海外)
結婚式の準備に忙しいサニー・ポイント邸に 見知らぬ男「アーサー」が訪ねてくる。18ヶ月前に屋敷で殺害された「レイチェル・アーガイル」の犯人とされる 息子(養子)のアリバイを証言するためだった。
….
アーサーの証言に信憑性はあるのか、ないのか・・。そして、今まで蓋をしてきた過去を血の繋がりのない兄弟がお互いに語り出す。
その結果浮かび上がる真実とは・・
謎を解くというよりは、人間の浅ましさや欲や愛憎に重点が置かれています。その絡まるお互いの誤解を「アーサー」が触媒として溶かしていきます。
「アガサ・クリスティ」が原作とはなっていますが、内容を借りた別物と捉えた方が良いかもしれません。
https://www.mystery.co.jp/programs/ordeal_by_innocence
令和元年版 怪談牡丹灯篭
落語で有名な 「牡丹灯篭」の ドラマ版。「怪談話」(お露・新三郎)の部分以外のエピソードも盛り込まれているため、「令和元年版」が付いているのでしょうか。
話としては、大きくは「お露と新三郎の悲恋」(怪談話)と「主君 飯島平左衛門の仇討ちをする「黒川孝助」 」(敵討ち)の二本柱で構成されています。
新三郎役は 歌舞伎俳優で主に女形や2枚目を演じられる「中村七之助」 です。お露(ヒロイン)役は 上白石萌音。
隠し味で 「戸田菜穂」と、またまた悪女の 「尾野真千子」が効いています。物語に、恐怖と悪意が一層加わりました。
真逆の存在として、「高嶋政宏」演じる 「飯島平左衛門」が 善として輝いていた為に、一層「隠し味」が際立つ・・そんな感じです。
そして、忘れていけないのが、柄本佑演じる 宮辺源次郎。飯島家と縁戚関係にある旗本「宮辺家」の次男です。「部屋住み」特有?の 厭世的で、少しやけっぱちな感じが、江戸末期の雰囲気を象徴するようで印象に残りました。
全裸監督
このドラマは、世間的な評価と知名度は抜群ではないでしょうか。村西とおるの絶頂期の話になります。
ただ、脚色はされているので、この通りの人生だとは思わない方が良いです。「村西とおる」という人を知りたい場合は、原作も読んだ方が良いかもしれません。
玉山鉄二が、風貌も行動(ちょっぴり変態)も今までの2枚目の感じがなくて好きでした。
https://www.netflix.com/title/80239462
薔薇の名前(海外)
14世紀初頭のヨーロッパが舞台のミステリーです。
見習い修道士アドソとフランチェスコ会のウィリアム修道士は、ベネディクト会修道院へ向かいます。ウィリアムは神聖ローマ皇帝の指名を受け、教皇使節団と神学論争に決着をつける論争をするためでした。
その修道院で殺人事件が起こります。修道院長に頼まれ、アドソとウィリアムは殺人事件の調査を始めます。
キリスト教の裏付けが文化的にないので、理解できないところも多かったですが面白かったです。2020年の1月からNHKでも放送するようです。
ある意味、アドソの成長日記でもありました。
https://www4.nhk.or.jp/bara-4k/
https://www.mystery.co.jp/programs/the_name_of_the_rose
レ・ミゼラブル(海外)
物語は 受刑囚「ジャン・バルジャン」の 一生と、養女「コゼット」の恋と結婚、そして「ジャン・バルジャン」 が刑を終えた後も、彼を 「囚人番号24601」と呼び しつこく行方を追い続ける私服警官「ジャベール」で構成されています。
「ジャン・バルジャン」の一生は逃亡の一生だったとは思います。
法の番人としての追跡者「ジャベール」の 考えはこの記事が分かりやすかったです。
https://note.com/donief/n/ndc96b901bc35
罪を赦すことも時には必要だな・・と。
「人はいつまで罪を償う必要があるのか」そして 「犯した罪はいつ許されるべきなのか」は答えのない課題ですね・・。
https://www.mystery.co.jp/programs/les_miserables
**少年寅次郎
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映画でおなじみの「寅次郎」の子供時代の話です。寅次郎の一生のうち、 車屋の店の前に捨てられるところから、母親「光子」の死から親父 「平造」と喧嘩をして、家を出るまでの子供時代が描かれています。
井上真央が演じる「光子」(母親役)は本当に良かったです。血がつながってないことや、愛人の子を育てるという色々な葛藤はあったと思うけど、それ以上に寅次郎への愛情を感じさせてくれて、全てが暖かいドラマでした。
余談ですが、山田洋次監督はいつ「寅さん」に飽きるんだろう・・。
最近(2020年1月)はNHKで(東)大阪の石切を舞台にした「贋作の寅さん」も始まっていて、映画も公開されます。
監督御本人が どこかのインタビューで 「毎日考えてる」と仰ってた記憶があるので、一生飽きないのかもしれません。その熱量が今も人を引きつけるのかもしれません。
https://www.nhk.or.jp/drama/dodra/torajiro/
高い城の男 シーズン4
ドイツと日本が第二次世界大戦で勝利した世界を描いています。それとは、別の並行世界(アメリカなどが勝利した世界)も存在します。
シーズン4では 「ナチス」(ドイツ)が 別の世界への入り口を作ることに成功し、利用し始めます。
シーズン4は打ち切りの噂もあったように、完結を急いだように感じられました。
シーズン1からシーズン3までのトータルで評価しました。
ノーサイド
廃部寸前で弱小のラクビーチームが成長していくドラマです。池井戸潤の原作なので、ビジネスの部分もあります。
どちらかというと、米津玄師の主題歌「馬と鹿」が耳を付いて離れないです。
https://www.tbs.co.jp/noside_game_tbs/
NCIS シーズン16(海外)
NCISは 「海軍犯罪捜査局」を略したもの。リーダー「ギプス」を中心として捜査を行う。
余談ですが、シーズン15でいなくなった 「アビー」が大好きでした。
https://tv.foxjapan.com/fox/program/index/prgm_id/21605
ブラックリスト シーズン6(海外)
国際的な犯罪者レイモンド・レディントン(以下 レッド)が、FBIに出頭し、 免責と引き換えに情報提供を申し出る。自分の知る凶悪犯罪者の”ブラックリスト”に基づき、FBIに協力し様々な事件解決をしていく。
シーズン6では レッドが何者か、レッドは、本当にリズの父親なのか、母親の行方は何処か、「大統領暗殺の陰謀」を絡めてストーリーが展開していく。
視聴率が悪くなり、打ち切りの噂が絶えないですが、シーズン7に続く終わり方でほっとしました。レッドは危機を迎えましたが・・
https://www.superdramatv.com/lineup/SN0000001061.html
ルパンの娘
あらすじは・・というか 何か色々面白かったです。映画のオマージュも色々ありました。(この場面知ってるけど、タイトル出てこないというのが多々・・)
突然、歌って踊り出すのも新鮮でした。それを成立させてしまう円城寺さんの踊りと歌の素晴らしさ。
内容を語る必要がないゆる〜い感じが好きでした。